烙印の紋章―たそがれの星に竜は吠える






女の子の絵が微妙で、男とオッサンの絵が上手い絵師さんって珍しいよね(失礼)。姫様14歳に見えないし(失礼)。というわけで、タイトルがそれほど内容から見てそぐわない感じの物語(失礼)。


テキストは読みやすかったー。戦場モノが読みたくなって手に取ったんですが、その甲斐あったかは分かりかねつつ、そこそこ。
これを一読して見えてくるのは、寡黙な暗殺系キャラで主人公は成り立たないということか。アルトネリコもクロアのダメっぷりに、結局ライナーみたいな熱血馬鹿が一番だ、みたいな結論になったと思うけど。
烙印の主人公、オルバも「内に煮えたぎる殺意を隠し、同僚の剣闘士たちともほとんど話さない」ようなキャラ造形であったのが、後半は別人みたいだったし。そういう内面の変化をちゃんと描けば別なんだけど、それは主題とそれちゃうだろうから、そこにリソースを割くわけにもいかんし。いや、惜しかった。次、出てるみたいだけど、手には取らないだろうなー。