映画「けいおん!」覚書

けいおん! the movie、みてきた。総評として、よかった。


○このアニメのいいところは、どこまでもゆるやかな女子高生のキャッキャウフフを堀口悠紀子絵で描くところにある。と思っているので、その「らしさ」があってよかったなーという感想が真っ先に浮かんだ。
 特別な場所であったり、特別な出来事であったりしても、結局は自分たちらしさでいいんだ、というオチもあったことだし。


○演奏シーンが詰め込まれてて、すごく満足。まるで音楽に関係する作品のようだ(
 特にテレビ版「天使にふれたよ!」につながりをもたせたあたりが、「ああ、うまい映画版だなあ」と感じた。やっぱりテレビ版ありきの映画だし。それほどこの曲に思い入れはなかったのだけれど、改めて歌詞をみながらじっくり聞くことをやってみたくなった。
 てか、聞いてこよう。
 うん、他の作品も、「ホワイトボードの落書き」「おそろのキーホルダー」のような、作中の具体物を歌詞の中に取り込む手法はおおいに取り入れるべきだ。


○正直、「日常を愛す」「ロンドンへの旅行」「あずにゃんへのプレゼント」「帰国後の尺」と、焦点が絞りきれていない感があったのだけれど、思い返しながら書いてると、全然ありだ。
 はじめは、ロンドン旅行が若干駆け足気味に感じてて、もっとゆっくりアフタヌーンティーしたり、名所で彼女たちがどんな反応をするのかを描いたり、アンフィールドで観戦したり(なぜ)をすればいいのになーと思っていた。でも、これはこれでいいのだろう。